■ ID | 139 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉上空における揮発性有機化合物の濃度分布 |
■ 著者 | 竹内庸夫
埼玉県環境科学国際センター 唐牛聖文 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第42回大気環境学会年会、平成13年10月6日 |
■ 抄録・要旨 | 1994年からヘリコプタ等を使用した調査を実施し、上空における揮発性有機化合物の濃度分布について検討してきた。フロン類については、調査当初は1,1,1-トリクロロエタン及びCFC113で高度依存性が見られたが、最近では特定フロンの高度による濃度変化が小さくなり、代替フロンでやや濃度変化が見られる程度であった。特定フロンは大気中における寿命が長く安定なので、生産が全廃されて排出量が減少したことにより、立体的に均一な分布をするようになったものと考えられる。揮発性有機化合物については、ジクロロメタン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン及びキシレンは地上における濃度が高く、概ね上空ほど低濃度になる傾向が見られた。濃度が大きく低下する高度は温度減率が低下する高度とほぼ一致していた。この高度で拡散が抑制されているために、それより上空では地上発生源からの影響があまり及ばないと考えられる。 |
■ キーワード | 揮発性有機化合物、フロン、上空、高度分布 |
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